西田征史監督による『小野寺の弟・小野寺の姉』Q&A

公式サイトで募集していた「小野寺の弟・小野寺の姉」に関する疑問・質問ですが、多くの方からご応募をいただきました。本当にありがとうございます!
頂いた質問の中から、現在絶賛発売中のBlu-ray&DVDでは、特典のオーディオコメンタリーで、向井理さん&片桐はいりさん&西田征史監督の3人で答えてもらいました。 ぜひチェックしてみてくださいね!

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オーディオコメンタリーでは収録しきれなかった質問の中からいくつかを、公式サイト限定で西田監督に答えていただきました!!

『小野寺の弟・小野寺の姉』Q&A

原作小説と舞台版では、進がより子に殺意を抱いたのは唐辛子のエピソードの他にはブーメランのことだったのですが、どうして映画ではヒーローもの&サンタクロースの話題に変えたのでしょうか?

より子のキャラクターをよりキャッチーに際立たせたいと思い、新たにエピソードを考えました。
小説、舞台を経て、より多くの人にわかりやすく楽しんでいただけるようなエピソードを作れたらと思い、ヒーローものやサンタクロースの話にしてみました。

小野寺の弟・姉の名前です。
進、より子とつけた理由を教えていただけたら嬉しいです。

ずばりゴロと印象です。
いろいろな名前を口に出して言ってみて、呼びやすい名前を何度もシュミレーションしました。
その中で「進とより子」という名前にたどり着いたのです。

平松先生のモデルとなった人はいるのでしょうか?
それとも、あの言い間違いは全て西田さんが考えたのでしょうか?

平松先生のモデルとなった人は特にいません。お話を進めていく上で、進とより子の2人を知っている共通の存在がいたら…と思い、平松先生を設定しました。
言い間違えなどのエピソード含め、すべて僕のオリジナルです。

調香師というのはあまり馴染みのない職業だと思うのですが、西田さんは普段から匂いや香りに何か特別な思いがあるのでしょうか?今回、香りを題材にしてお話を作られたきっかけを教えて下さい。

実は、僕自身が匂いにとても敏感なんです。変わった匂いが苦手だったり…と。だからか、小説を書くときに「温度、質感、匂い」にこだわりたいと思っていて、そこから進のキャラクターと重ね合わせ「調香師」という職業をあててみました。 そして「ありがとうの香り」を作品のひとつのテーマにすることで、映画にも匂いが生まれたらと考えました。

踏切のシーンや姉弟仲良く自転車に乗るシーンの裏話や撮影エピソードがあれば知りたいです。
私は二人が自転車に乗りながら、平松先生を思い出して、ニタニタしているシーンが好きです。

踏切のシーンと姉弟仲良く自転車に乗るシーンは、実は、映画の撮影初日に撮ったシーンなんです。
初日ではありましたが、映画撮影前に舞台でも向井さんと片桐さんには姉弟で出て頂いたので、空気感はすでに出来上がっていました。まさに進とより子、キャラクターどおりの2人でしたね。カメラがまわっているときも、そうでない時も、まったく同じでした。
僕自身は、初監督作品ということでクランクイン初日は緊張していたのですが、2人のおかげで、
このまま、ありのままの進とより子をきりとっていけば良いんだと思うことができました。